Enisia
静岡県伊豆の国市吉田
山本 鮎美
家族だけの結婚式って何をするの?
~演出よりも大切にしたい、ゲストを想う工夫~

「家族だけ、少人数の結婚式って何をするの?」
よくいただくご質問です。
「披露宴みたいに演出を考えた方がいいですか?」
「気まずい雰囲気になったらどうしよう…。」
初めてのことだから、不安になりますよね。
私がお手伝いしてきた中で感じるのは、派手な演出よりも、”ゲストを想う工夫”がご家族の笑顔や会話につながっているということです。
ゲスト一人ひとりを思い浮かべながら準備したものが、自然と会話を生み、笑顔あふれる時間へとつながっていました。
今回は、そんな心温まるエピソードをご紹介します。
思い出話が始まる、ミニアルバム
あるおふたりは、お互いの写真を集めた2冊のミニアルバムを手作りされました。
「この写真も入れようかな。」 「お母さん、若ーい。」
そんな会話を楽しみながら、一枚一枚お写真選び。
会食が始まると、ご家族はアルバムを手に取り、自然とページをめくり始めました。
「小さい頃から笑顔が変わらないね。」
「この頃は野球ばかりしていたんですよ。」
「小さい頃からお絵描きが大好きで…。」
初対面だったご両家も、アルバムのお写真をきっかけに自然と会話が弾み、
お互いの家族を知り、新しいご縁を育むきっかけにもなりました。
「ありがとう」を一人ひとりへ届ける
ウェディングケーキをご用意したおふたりは、協力してケーキを取り分け、ゲスト一人ひとりのお席まで届けられました。
「今日は来てくれてありがとう。」
そんな言葉を添えて手渡す時間は、少人数の結婚式だからこそ叶う心がふれあうひとときです。
また、席札の代わりには和紙で作った箸袋をご用意。
お名前を手書きし、裏面には一人ひとりへのメッセージを添えられました。
「喜んでくれるかな。」
一折り一文字、おふたりの気持ちが込められたご家族を迎える大切なおもてなしの一つになりました。





「日本らしさ」をみんなで楽しむ
国際結婚のおふたりは、「日本らしさ」を感じて欲しいと、乾杯は小さなこも樽を使った鏡開き。
「よいしょ!」
という掛け声とともに歓声と笑顔があふれます。
ご家族のお名前を刻印した升や、おふたりの写真がプリントされたオリジナルTシャツもご用意。
おそろいのTシャツに着替えると、自然と写真撮影が始まり、会場は一体感に包まれました。
その後は、ゆっくりお料理を楽しみながら、ご自宅での着付けのことやお式のこと、たくさんの会話が生まれました。
おふたりとご家族のたくさんの笑顔、明るい雰囲気がとても嬉しかったです。



準備の時間も、おふたりだけのウェディング
どのエピソードにも共通していたのは、「家族やゲストに喜んでもらいたい」という想い。
「お父さん、喜んでくれるかな。」
「おばあちゃん、このメッセージ読んでくれるかな。」
ゲスト一人ひとりを思い浮かべながら話し合い、協力しながら準備を進める時間。
その準備の時間も、おふたりらしく楽しんでほしい。
その一つひとつが、おふたりにとって大切な結婚式の思い出になると思います。
そして、その時間をもっと豊かにしてくれるのが旅館です
私が旅館ウェディングをおすすめしたい理由は、結婚式が会食で終わらないからです。
ゲストとの心和む程よい距離感が楽しめる食事処で、旬の食材をふんだんに目にも鮮やかなお料理を楽しみ、
お開きになった後も、
「温泉に入ってこよう。」 「お部屋でもう少し話そう。」 「今日撮った写真を見ようか。」
そんな時間が自然と続いていきます。
翌朝は一緒に朝食を囲み、温泉街を散策したり、伊豆の自然を楽しみながら帰路についたり。
慌ただしく時間に追われることなく、大切な人との時間をゆっくり味わえる。
旅館は、大切な人を想って準備した工夫や、そこから生まれた会話を、さらに豊かな思い出へと育ててくれる場所だと私は感じています。
結婚という節目を、おふたりらしく
結婚の節目の過ごし方に、決まった形はありません。
家族だけ、少人数の結婚式だからといって、無理に演出を考える必要もありません。
ご家族や大切な方と笑って、食べて、語り合って、おもいっきり楽しむ一日にしましょう。
その日が、何年後も「あの日、本当に楽しかったね」と笑って振り返られる結婚記念日になれば嬉しいです。
笑顔あふれる一日を、おふたりと一緒につくっていきたいと思っています。
旅するように、結婚の記念日を。
Enisia 山本鮎美